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ビールのIBU計算をホップの投入量から行う

このIBU計算では、仕込み量と初期比重、ホップごとの重量・アルファ酸・煮沸時間を入力すると、ビール全体の合計の苦味と、ホップ1つずつのIBUが表示されます。計算式は初期設定のTinsethのほかRagerも選べ、単位は米国式(ガロン・オンス)とメートル法(リットル・グラム)に対応しています。レシピを考えるための目安であり、実験室の測定値ではありません。


ビールIBU計算のやり方

  1. 仕込み量(仕上がり量の目標、ガロンまたはリットル)と初期比重 (OG)(1.000〜1.200)を入力します。一般的なペールエールは1.050前後です。
  2. ホップの投入のホップ1に、重量(ozまたはg)、パッケージに書かれたアルファ酸の割合(0.1〜30)、煮沸時間(0〜120分)を入力します。煮沸時間は、ホップを入れてから煮沸が終わるまでの分数です。
  3. 投入するホップが増えるたびにホップを追加を押し、同じ3項目を入力してください。各行にはその行のIBUが表示され、行末のXボタンで削除できます(最後の1行は残ります)。
  4. 上部の合計の苦味を確認してください。各行の合計で、入力に合わせてそのつど更新されます。計算ボタンはありません。
  5. 歯車の単位と計算式ボタンを押すと、単位系(米国式 (gal, oz)またはメートル法 (L, g))と計算式(TinsethまたはRager)を切り替えられます。単位を切り替えると、入力済みの値も換算されます。

空欄の行や、上の範囲を外れた行には印が付き、合計には含まれません。入力途中のホップのせいで、誤った数値が出ることはありません。

例:苦味づけのホップと後半の追加

5ガロン、OG 1.050で、2回に分けてホップを入れる場合です。

同じレシピでも、計算式によって約4 IBUの差が出ます。レシピどうしを比べるときは、1つの計算式に決めて使い続けてください。

TinsethとRagerのどちらを使うか

どちらもアルファ酸に利用率を掛けてIBUにする計算式です。利用率とは、ホップのアルファ酸のうち、ビールの苦味として残る割合のことです。差がもっとも大きいのは、煮沸時間がとても短いときと長いときです。次の表は、1 ozのホップ(5.5%)を5ガロンに入れた場合(OG 1.050)です。

Tinsethは初期設定で、自家醸造のレシピでよく使われます。利用率は煮沸時間に応じて着実に上がり、麦汁が濃くなるほど下がります。RagerはS字カーブを描くため、短い投入ではTinsethより低く、長い煮沸では(ここでは約30分を超えると)高くなります。比重の補正も1.050を超えたときだけで、Tinsethより緩やかです。OG 1.080で60分の投入なら、Tinsethは14.5 IBU、Ragerは22.0 IBUです。

レシピが特定の計算式で書かれている場合は、同じ計算式を選ぶと、作者の数値と合わせられます。

IBU計算方法のしくみ:計算式の中身

どちらの計算式も、釜に入るアルファ酸の量を容量あたりで求め、そこに利用率を掛けます。IBU計算式は次のとおりです。

このIBU計算が対象にしないこと

これらの計算式は煮沸を前提にしたもので、結果の確かさは入力する数値しだいです。ドライホップはモデル化されていないため、入力しないでください。ワールプールやフレームアウトの投入は、ワールプールの分数を煮沸時間としてホップ1つとして入力できます。ただし計算式に温度の入力はないので、低温のワールプールでは表示より苦味が少なくなります。実際の苦味は、ホップの古さ(パッケージのアルファ酸は新鮮なホップの値です)、ペレットかホールコーンか、釜の形、煮沸の強さによっても変わります。合計はレシピの比較や調整の目安に使い、最後は味で整えてください。

計算は端末内で行われ、入力した内容がアップロードされたり保存されたりすることはありません。苦味が決まったら、アルコール度数(ABV)計算で、同じビールのOGとFGの測定値からアルコール度数を求められます。


よくある質問

ビールのIBUはどう計算しますか?

ホップの投入ごとに、バッチに入るアルファ酸の量(オンス × アルファ酸の割合 × 7490 ÷ ガロンで、1リットルあたりのミリグラム)に、煮沸時間と麦汁の比重で決まる利用率を掛けます。投入分をすべて足すと合計になります。このツールは入力のたびに計算します。「仕込み量」と「初期比重 (OG)」を入れ、ホップごとに「重量」「アルファ酸」「煮沸時間」を入れてください。初期設定の計算式はTinsethです。

ビールIBUとは何ですか?

IBUはInternational Bitterness Unitsの略で、ビールの苦さを表す尺度です。1単位は、ビール1リットルあたり約1ミリグラムの苦味成分(ホップ由来のイソアルファ酸)に相当します。ライトなラガーは10〜20 IBU前後、ペールエールは30〜45、IPAは40から60をはるかに超えるものまであります。舌は甘みや麦芽にも反応するので、同じIBUでも、ビールによって苦く感じたり、そうでなかったりします。

TinsethとRagerのIBUは何が違いますか?

利用率のカーブが違います。Tinsethは煮沸時間とともに滑らかに上がり、麦汁が濃くなると下がります。RagerはS字カーブで、比重の補正は1.050を超えたときだけです。1 oz(5.5%)を5ガロン(OG 1.050)に入れた場合、60分の投入はTinsethで19.0 IBU、Ragerで25.3 IBU、15分の投入はTinsethで9.4、Ragerで6.8になります。また、0分の投入はTinsethでは0ですが、Ragerでは数IBUが付きます。

ワールプールやホップスタンドのIBUはどう計算しますか?

ホップの行を追加し、「煮沸時間」にワールプールの分数を入力してください。どちらの計算式にも温度の入力がないので、その分数は麦汁が沸騰しているものとして扱われます。80 ℃以下のワールプールは、同じ長さの煮沸より苦味が少なくなるため、表示された数値は上限の目安として読んでください。

ドライホップでIBUは増えますか?

ドライホップは冷えたビールに入れ、煮沸しません。そのため、これらの計算式では苦味が付かず、このツールでもモデル化されていません。入力しないでください。0分の投入として入力するのも避けてください。Tinsethは0ですが、Ragerでは、そのホップが実際には生まない数IBUが加わってしまいます。

メートル法でIBUを計算できますか?

はい、できます。歯車ボタンを開き、「単位系」を「メートル法 (L, g)」にすると、仕込み量がリットル、ホップの重量がグラムになります。入力済みの数値は切り替え時に換算され、どちらの単位系でも同じビールなら同じIBUになります。たとえば、5.5%のホップ28 gを20リットル(OG 1.050)で60分煮沸すると、Tinsethで17.8 IBUです。20リットルは5ガロンより多いので、5ガロンに1 ozの場合よりやや低くなります。

自家醸造でIBUはどう測りますか?

IBUの測定には実験室が必要です。分光光度計などで試料の苦味成分を調べるため、自家醸造では使える人がほとんどいません。多くの人は、このツールのような計算式で見積もり、味を見ながらレシピを調整します。見積もりはレシピを比べるための目安であり、実験室の結果ではありません。

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