接線計算:点での傾きと接線の方程式
この接線計算ツールは、関数と x の値を入力すると、その点での傾きと接線の方程式を y = mx + b の形で表示します。導関数も簡単な形にして、教科書のような表記で表示します。表示するのは答えだけで、途中の計算過程は出ません。ブラウザ上で動作し、登録は不要です。
接線の求め方:点での接線を出す手順
ある点での接線は、次の手順で求められます。
- 関数の欄に関数を入力してください。例:
x^2 + 2x - x の値(省略可)の欄に点を入力してください。例:
3 - 傾きは傾きのカードで、接線の式は接線のカードで確認してください。
この例では導関数が 2x + 2、x = 3 での傾きが 8、接線は y = 8x − 9 になります。
結果は、入力をやめてから約 0.1 秒後に更新されます。式が途中までしか入力されていない間は、直前の結果を残し、1 秒後に薄く表示します。x の値を空欄にすると、導関数だけが表示されます。
接線の方程式の求め方と公式
ある点での関数の傾きは、その点での導関数の値です:m = f'(a)。接線は点 (a, f(a)) をその傾きで通るので、切片は b = f(a) − m·a になります。
x^2 + 2x を x = 3 で考えると、導関数は 2x + 2 なので m = 8 です。関数の値は f(3) = 15 なので、b = 15 − 8·3 = −9 となり、接線は y = 8x − 9 です。式は教科書と同じ書き方で、1x や + 0 は出さず、傾きが 0 のときは y = b だけを表示します。
関数の傾きの計算:ほかの例
平方根、対数、指数関数の例です。
- 4 での
sqrt(x):傾き 0.25、接線y = 0.25x + 1 - 1 での
ln(x):傾き 1、接線y = x − 1 - 0 での
e^x:傾き 1、接線y = x + 1
水平な接線の例として、pi/2 での sin(x) は傾きが 0 で、接線は y = 1 です。
x の値には、数値のほか pi/2 のような定数の式も使えます。導関数では分数や記号が正確なまま残り、たとえば cbrt(x) は 1/(3x^(2/3)) になります。0.5x^2 のように小数で入力すると、導関数も小数のままです。傾きと接線は有効数字 8 桁で表示されます。
関数の入力のしかた
累乗は x^2、積は 3x または 2*x と書き、関数は sin(x)、sqrt(x)、e^x、ln(x) のように入力してください。関数名の後ろは sin(2x) のようにかっこを付けます。
x^2、x^(1/3):累乗(分数や負の指数も可)3x、2*x、x(x+1):掛け算(記号を書いても省略しても可)pi、e:円周率とネイピア数ln(x)、log(x)、log10(x)、log2(x):対数sqrt(x)、cbrt(x)、abs(x)、exp(x):平方根、立方根、絶対値、e の x 乗
三角関数(sin、cos、tan などとその逆関数)と双曲線関数(sinh、cosh、tanh など)に対応しています。floor、ceil、round、gamma、erf には対応していません。
ラジアンと度の切り替え
設定を開き、三角関数の角度でラジアン(初期設定)か度を選んでください。度を選ぶと、sin(x) は x 度の正弦を意味し、逆三角関数は度で答えを返し、x の値も度として読み取られます。1 度は pi/180 ラジアンなので、導関数には pi/180 の係数が付き、結果の下にその旨の注記が表示されます。
度での例:関数 sin(x)、x の値 0 のとき、傾きは 0.017453293(pi/180)、接線は y = 0.017453293x です。
傾きが求まらない場合と対応していない計算
関数が一つの傾きに決まらない点では、カードに「この点では定義されません(ここでは傾きが 1 つに決まりません)」と表示されます。0 での sqrt(x)(接線が垂直)、0 での abs(x)(角になる点)、0 での 1/x、負の数での ln(x)、pi/2 での tan(x) がその例です。a*x のように別の文字を使うと、その文字を数値に置き換えるまで「計算できません。a に値がありません。」と表示されます。
このツールが求めるのは、x の関数の 1 階導関数と、1 点での接線で、結果だけを表示します。計算の途中式は出ず、陰関数・媒介変数・極座標の曲線、偏導関数や高階導関数、x 以外の文字での微分には対応していません。そのような計算や、点に結び付かない導関数には、微分計算機を使ってください。
よくある質問
接線の方程式はどうやって求めますか?
「関数」の欄に関数を、「x の値(省略可)」の欄に点を入力します。すると「接線」のカードに y = mx + b の形で直線が表示されます。x^2 + 2x を x = 3 で考えると、傾きは 8、接線は y = 8x − 9 です。手計算では、傾き m がその点での導関数、b が f(a) − m·a(a は x の値)になります。
関数の傾きを点で計算するにはどうすればよいですか?
関数と x の値を入力します。傾きのカードに、その点での導関数の値が有効数字 8 桁で表示されます。x の値には数値のほか pi/2 のような定数の式も使えます。4 での sqrt(x) の傾きは 0.25 です。
接線の傾きの求め方を教えてください。
接線の傾きは、その点での導関数の値です。関数を微分して x に点の値を代入すると求められます。このツールでは関数と x の値を入力するだけで、傾きが自動で表示されます。
度で表した sin x の導関数は何ですか?
x を度で測る場合、sin(x) の導関数は (π/180)·cos(x) です。1 度が π/180 ラジアンだからです。「設定」を開いて「三角関数の角度」を「度」にすると、この係数が自動で反映されます。x = 0 での sin(x) の傾きは 0.017453293 になります。
途中の計算過程は表示されますか?
いいえ。読み取った関数、簡単にした導関数、その点での傾き、接線は表示されますが、途中式は表示されません。このページの計算例で傾きと切片の求め方を示しているので、各数値を手計算で確かめられます。
媒介変数、極座標、陰関数の曲線の接線は求められますか?
いいえ。y を x の式で表した関数に対応し、微分も x についてだけ行います。媒介変数・極座標・陰関数の曲線、偏導関数、2 階導関数には対応していません。
接線による近似(1 次近似)に使えますか?
直線そのものには使えます。接線 y = mx + b は x の値の近くでの関数の 1 次近似なので、式を読み取って、近くの x を自分で代入できます。2 つ目の点での近似値や誤差は、このツールでは計算しません。
「この点では定義されません(ここでは傾きが 1 つに決まりません)」とはどういう意味ですか?
その x の値では、接線の傾きが一つに決まらないという意味です。0 での abs(x) のような角、0 での sqrt(x) のような垂直な接線、0 での 1/x のように値が発散する点、負の数での ln(x) のような定義域の外、pi/2 での tan(x) で表示されます。
入力した関数はサーバーに送信されますか?
いいえ。関数の読み取りと微分はブラウザ内で行われ、入力した内容はどこにも送信されません。アカウント登録も不要です。
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