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ディスプレイのコマ落ち確認と物理判定ガイド

コマ落ち確認ツールは、ブラウザの描画周期とディスプレイの垂直同期(V-Sync)を連動させてフレームスキップの有無を検出するツールです。画面上を移動するマス目をスマホカメラの低速シャッターで撮影することで、モニターがすべてのフレームを物理的に表示できているかを可視化します。動画再生時やゲームプレイ時のカクつき・ガクガク感の原因特定に役立ちます。


コマ落ち確認の仕組みと技術的特長

ディスプレイが指定されたリフレッシュレート通りに各コマを正しく表示しているかは、肉眼だけでは判断できません。本ツールはJavaScriptのrequestAnimationFrameを使用し、タイマー処理ではなくブラウザとディスプレイの実際の描画サイクルに合わせてグリッド上のマス目を1フレームごとに移動させます。

この動きをカメラの長時間露光(スローシャッター)で撮影すると、描画されたコマが連続した残像として写真に記録されます。GPUから出力された映像がモニターのパネルに届くまでに欠損していないかを、ブラウザ上で直接検証できるのが特長です。

スマホカメラを使用したコマ落ち確認の手順

ディスプレイのフレーム抜けを正確に計測するための撮影手順は以下の通りです。

  1. テストの開始:画面上の「Start test」をタップすると全画面表示に切り替わり、グリッドが表示されます。
  2. カメラのシャッタースピード設定:スマホのカメラアプリを「プロ」またはマニュアルモードに切り替え、シャッタースピードを1/10秒前後に設定します。
  3. 固定して撮影:三脚を使用するか端末を安定した場所に固定し、ディスプレイ全体をフレームに収めて撮影します。
  4. テストの終了:撮影完了後、画面上の任意の場所をタップすると全画面表示を終了できます。

撮影写真の読み方とマス目の連続性

1/10秒の露出で撮影した写真には、マス目の連続による光の軌跡が写ります。途切れのない一続きの光の軌跡であれば、ブラウザが描画したすべてのフレームがモニター上で正常に表示されています。軌跡の途中に黒く抜け落ちたマス目(暗い隙間)が存在する場合は、そのタイミングでコマ落ちが発生しています。

1/10秒露出時に写るマス目の数はリフレッシュレートに依存します。60Hzなら約6個、120Hzなら約12個、240Hzなら約24個が標準的な目安です。写真に写るマス目が理論値より明らかに少なく、不規則な隙間がある場合は、ハードウェア伝送や処理の遅延が疑われます。

動画コマ落ち確認と画面のカクつき(スタッタリング)の対策

動画コマ落ち確認で描画の欠落が発覚した場合、原因の多くはGPUとモニターの接続経路やバックグラウンド処理にあります。HDMIやDisplayPortケーブルの帯域幅不足、USB-Cドックの同期ずれ、グラフィックドライバーの不具合などが代表的です。

また、モニター本体の超解像処理やフレーム補間機能(オーバードライブ等)が有効になっていると、内部処理の遅延によりフレームがスキップされることがあります。帯域の十分なケーブルへの変更や、モニターをダイレクト表示モードに設定することが有効な対策となります。

撮影環境に応じたグリッドと色の調整

撮影距離やカメラの解像度に合わせて、テスト画面の歯車アイコンから表示パラメータを変更可能です。

グリッドの列数・行数:マス目を細かくすると高解像度写真での判定精度が上がり、マス目を大きくすると離れた場所や標準的なカメラから撮影しやすくなります。ブロックの色:標準の明るいグリーンはセンサー上の白飛びが起きにくい色ですが、撮影画像が露出オーバーになる場合は輝度を低くした色へ変更してください。


よくある質問

モニターのコマ落ち(フレームスキップ)はどうやって確認すればいい?

本ツールを全画面表示にし、スマホのカメラでシャッタースピードを1/10秒に設定して画面を撮影します。写真に写ったマス目の軌跡に黒い隙間がなければ、正常に毎フレームが描画されています。

動画やゲームの画面がカクつく(スタッタリング)原因は何?

平均FPSが高くても、特定フレームの描画が遅れて前コマが再表示されるとカクつきが発生します。ケーブルの帯域不足、GPUドライバーの遅延、バックグラウンドの重い処理、モニター内部の画像補間処理が主な原因です。

FPSの数値は高いのに画面がガクガクするのはなぜ?

FPSカウンターはGPUが生成したコマ数をカウントするものであり、モニター上で実際に表示されたかを測定していないためです。一部のコマが転送中に脱落していると、表示上の数値が高くても体感はガクガクした動きになります。

144Hzや240Hzに設定しているのにコマ落ちが起きるのはなぜ?

高リフレッシュレートは転送データ量が非常に大きいため、ケーブルやハブの帯域が不足しているとデータ抜けが生じます。また、GPUの省電力制御やOSのレンダリング同期ずれによってもコマ落ちが発生します。

スマホのカメラでシャッタースピード(1/10秒)を設定する方法は?

Androidでは標準カメラの「プロ」モードで「S」(シャッタースピード)を1/10秒に設定します。iPhoneの標準カメラアプリには1/10秒固定の設定がないため、Lightroomモバイル版などのマニュアル撮影対応アプリを使用します。

ケーブル(HDMI/DisplayPort)を交換すればコマ落ちは直る?

ケーブルの伝送帯域不足が原因である場合は、適切な規格の高品質ケーブルに交換することで解決します。ただし、GPUドライバーやOSの負荷が原因の場合は設定の見直しが必要です。

モニターのコマ落ち・遅延を解消するにはどう設定すればいい?

モニターのフレーム補間や過度なオーバードライブ機能をオフにし、低遅延モードに設定してください。PC側では最新のGPUドライバーを適用し、ハブを経由せずグラフィックボードへ直接接続します。

WindowsやMacでディスプレイのリフレッシュレートを確認する手順は?

Windows 11では「設定」→「システム」→「ディスプレイ」→「詳細ディスプレイ」で「リフレッシュ レート」を確認します。macOSでは「システム設定」→「ディスプレイ」の「リフレッシュレート」項目で設定・確認できます。