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SATA電源の電圧・ピン配置インタラクティブリファレンス

SATA電源ピンアウトリファレンスは、SATA電源コネクタ(15ピン)の各ピンにおける電圧、標準ATX配線色、およびテスターでの測定ポイントを視覚的に確認できるツールです。図上のピンや電圧チップ(3.3V・5V・12V・GND)をタップするだけで、対応する系統がハイライト表示され、配線の確認やトラブルシューティングをスムーズに行えます。プラグ(ケーブル側)とソケット(デバイス側)の左右反転表示にも対応しており、自作PCの配線チェックやテスター計測に役立ちます。


SATA電源ケーブルのピン配置と電圧一覧

SATA電源コネクタは全15ピンで構成されており、3ピンごとに5つのブロックに分かれています。規格に準拠したすべての電源ケーブルおよびストレージ機器で共通の配置となっています。

定格電流は1ピンあたり連続1.5A、3ピン並列の系統全体で最大4.5Aまで対応しています。3.5インチHDDでは主にモーター駆動用の12Vと制御基板用の5Vを使用し、2.5インチSSD/HDDでは主に5Vのみを使用します。

本ツールの使い方とSATA電源の配線図の確認手順

本ツールを使用することで、静止画の配線図を拡大したり複雑なピン番号を目で追ったりすることなく、探したいピンの情報を素早く確認できます。

  1. ピンまたは電圧チップを選択:図上のピン番号を直接タップするか、上部の電圧チップ(3.3V、5V、12V、GND)をタップして該当する系統を一括ハイライトします。
  2. 端子の向き(視点)を切り替え:画面上部のトグルスイッチで「ケーブル側(電源プラグ)」と「デバイス側(HDD/SSDソケット)」を切り替えます。手元で保持しているパーツの向きに合わせて表示を左右反転できます。
  3. 詳細情報の確認:画面下部パネルで、選択したピンの正確な役割、対応するATX配線色、およびマルチメーター(テスター)を当てる際のポイントを確認します。

ケーブル側とデバイス側でのSATA電源コネクタの向き

SATA電源コネクタは、見ている面によって左右のピン番号の並び順が逆になります。電源ユニットから伸びる「ケーブル側(プラグ)」と、HDDやSSDの本体に備え付けられた「デバイス側(ソケット)」では、同じピン1が左右反対の位置に存在します。

テスターのプローブを当てる際に視点を誤ると、隣接する異なる電圧ピンと誤認して測定ミスやショートの原因になります。本ツールの視点切り替え機能を利用し、必ず手元にあるコネクタの実物と同じ向きに表示を合わせて測定を行ってください。

SATA電源ケーブルの電圧分岐と変換ケーブルの注意点

ペリフェラル4ピン(Molex)からSATA 15ピンに変換する市販ケーブル(アイネックス製など)では、構造上3.3V(橙色)の配線が含まれていないものが一般的です。一般的なSSDやHDDは3.3Vラインを使用しないため、この配線が省略されていても通常は問題なく動作します。

一方で、SATA 3.2規格以降では3番ピンが「PWDIS(Power Disable)」機能として再定義されています。エンタープライズ向けHDDや外付けHDDケースから取り出した「殻割りHDD」を自作PCに接続した際、3.3Vが供給されていると電源オフ信号と誤認識され、ドライブが回転・認識しない現象が発生します。この場合、ピン3にマスキングテープやカプトンテープを貼って絶縁することで正常に動作させることが可能です。


よくある質問

SATA電源ケーブルの配線色ごとの電圧はどうなっていますか?

標準的なATX電源の規定に従い、橙色が3.3V、赤色が5V、黄色が12V、黒色がGND(グラウンド)を表します。メーカーを問わずこの色分けは共通しているため、テスターがなくても線形を目視するだけで電圧系統を識別できます。

SATA電源コネクタ(15ピン)のピン配置はどうなっていますか?

1〜3ピンが3.3V、4〜6ピンがGND、7〜9ピンが5V、10〜12ピンがGND、13〜15ピンが12Vです。3ピンごとに同一の電圧系統が割り当てられており、各ライン最大4.5Aまで給電可能です。

変換ケーブルにオレンジ色(3.3V)の線が付いていないのですが問題ありませんか?

問題ありません。市販の2.5インチSSDや3.5インチHDDのほとんどは5Vと12Vのみで稼働するため、3.3V(橙色)の配線が接続されていなくても正常に認識・動作します。

ケーブルのコネクタ側とHDD本体側でピン番号の左右の並び順は逆になりますか?

はい、逆になります。電源プラグ(ケーブル側)とHDD/SSDのレセプタクル(デバイス側)は対面で嵌合するため、ピン1から15の並びが左右反転します。測定の際は手元のコネクタの向きを確認してください。

3.5インチHDDと2.5インチSSD/HDDで使う電圧(5V/12V)の違いは何ですか?

3.5インチHDDはディスクを高速回転させるモーター用に12V、制御回路用に5Vの両方を消費します。一方、2.5インチのSSDやHDDは省電力設計のため、主に5Vのみで動作します。

SATA電源ケーブルはパソコンの電源が入ったまま抜き差し(ホットプラグ)しても大丈夫ですか?

SATA規格のコネクタはGNDピンなどが先に接触する段階的構造(Staggered Pins)になっており、構造上ホットプラグに対応しています。ただし、OSやマザーボード側の設定によってはデータ破損の恐れがあるため、作業時は電源をオフにすることを推奨します。

HDDを接続しても回転・認識しないのは3.3Vピン(PWDIS機能)が原因ですか?

その可能性があります。SATA 3.2以降のHDD(特にエンタープライズ製品や外付けHDDからの取り出し品)では、3番ピン(PWDIS)に3.3Vが印加されるとリセット状態となり起動しません。ピン3をテープで絶縁することで解決する場合があります。